あしま園

備忘録。Twitterは@ashima_thr

【映画ネタバレ】Fate/SN HFは、桜にあのセリフを言わせるんじゃないだろうか

ずっと感想を書こうとは思っていたけど、少なくとも言語化すると桜ルートの感想を踏まえてしないといけないなーとか思っているので、ちょっとそれは現実的ではないと思いつつ。

しかし、今のところ2回、劇場で見ているわけだが、あの情報量はハンパじゃない。

本編は巻いてるのに新規シーンにはめちゃくちゃ尺を割いてる=桜ルート既プレイしてる人も頭に入れる情報が多いから長く感じる。

 

まぁ、それはさておき。

 

ここからはHF1章どころか桜ルート全般のネタバレになるので記事分けますね。

PC版桜ルートをクリア済の人はどうぞ。

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最近映画が面白い

FGOの記事を鬼ヶ島以降書いてないじゃん、と思ったのだけど。

水着2016復刻~水着2017の高難易度まで、クエスト攻略系のスクショが全くなかった。

モチベーションの低下が著しい…というか、さすがにクエストにマンネリズムを感じてきていた。鯖の育成も全然進んでないしなぁ。

元々、記事を書く前提でクエストなんてやらないと意識できないしな…

 

閑話休題

 

最近映画が面白い。

とりあえず、直近だと『東京喰種(実写)』とか『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』を見た。

『打ち上げ花火』に関してはもう一度みようかな、と思うくらいには面白かった。

パンフレット買い忘れたから、それもほしいし。

詳しくはまだネタバレ期間だろうから書かない。そもそも、わりとフィーリングを大切にしたいので、あんまり感想を形に残すのはいいかな、という気持ち。

水道橋のTENQで企画展やってるみたいなので、そこには行こうかなと考えてる。

 

『東京喰種』に関しては、なるほど日本の実写化も進んだなぁ、という感じ。

原作の雰囲気を丁寧に出そうとはしている。窪田くんの演技力も注目かも。

あきらかに続編作るつもりの展開…というか、原作序盤の流れが忠実すぎて、伏線バラまいただけ終わって、話としてはまったくまとまってないんだが、清水富美加が芸能界引退したから、続きを作れるのかがそもそもの問題としてあるよね…

金木と亜門のバトルが河川敷じゃなくて、謎のオフィスのエントランスホール的なところで起きたのは笑ったけど。

そこはこう、ハデに盛り上げたいなぁみたいな日本映画のかなしきサガを感じた。

あそこまで原作の雰囲気大切にしてたんだから、あのまま河川敷バトルのほうが良作になれたんじゃないかなーと思う。

キャスティングも悪くなかったんじゃないかなー。

続編が出たら見るか?と言われたら微妙なところ(そもそも誘われたので観にいった)。

でもここまで見た上で2作品目(作られれば)なら、わりかし観にいくかも…

じょしらくが面白い

じょしらくが面白い。

もう5年も前のアニメになるけど。

ニコニコ動画で無料配信してる第一話を見たらハマった。

 

nico.ms

 

 

・・・ニコニコくらいでしか配信してないっぽいので、一話しか見れてないけど。

ずいぶんとこう、日常系?アニメにしてはニッチな感じだ、と思ったら原作者がかってに改蔵の人だった。

なるほど、そりゃ人を選ぶけど面白いわけだわ。

 

会話劇だからアニメなのに作業用BGMにできるって素晴らしい。

今度DVDでも借りて全話通してみようかなー…休みのときに、時間取れたら。

 

 

【FGO】期間限定イベント:鬼ヶ島 復刻ライト版

どこがライト版だったのか。

それはさておき。

 

まぁ、予想通りの復刻だったね。

今は絶賛アガルタを終えたところだけど、あちらはネタバレになるからあまりブログに備忘録として残しておくつもりはなかったりする。

今後もメインストーリーに絡むことはまとめない…だろうね。CCCイベント? あれは一応イベントだったし…?

 

それもさておき。

今回のイベントでやりたかったことは2つ。

頼光の討伐で…

 

1.600万ダメージ出す。

2.1ターンの安定周回の確立(豆使用あり)

 

600万のほうはこのとおり。スカサハ師匠にやってもらいました。

 

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バフの内容は…相撲+凸湯治3枚+湯治2枚の特攻。

アタランテ(アルカディア越え10)+スカサハ(原初のルーン+神殺し)+孔明+エリザベート槍(拷問技術+嗜虐のカリスマ)+オダチェン

――だったかな? まぁほとんどうろ覚え。だいぶ前に達成したやつだからね。

 

後は安定のほうだけど、これもかなりあっさりできた。かつ敵を全滅できたのがこちら。

 

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これはもう、ほとんど説明いらないだろう、って感じ。

バフ盛って終わり。緑豆使ってほぼ確定2ターン。

 

高難易度のほうも、前にやった武蔵+☆2以下で攻略完了。

 

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基本的にはささっ1Wave目の鬼をゲオルギウスで潰して、後は頼光を優先しつつ、頼光の防御バフが入ってるときにカード状況みて周りの鬼のゲージブレイクさせていく感じ。

安定化はできなかった(取り組んだのがイベ終了前日。元々やる気なかった)から、基本は全部アドリブだったんだよな……

まぁ、何回か挑戦して、大まかなプランは作ってたけど。

 

次は水着イベントになるのかなぁ……復刻はいいです。いろいろしんどかったからね…

 

 

【FGO】復刻:羅生門 高難易度クエスト

余裕がなくなるとすぐに書かなくなるね。

最近は変わったこともなかったから、特筆ことがなかったというのもある。

 

んで、やっぱりきましたね羅生門

去年はホントに地獄だったので、思い出すのもつらい。

因みに、今日6/10(土)の時点でフレンドの名前が「No West!!」とか「天竺いくの?」とか、去年を経験した人はこの後の真の地獄に震えている。

まぁ、天竺復刻なさそうだけど。鬼ヶ島は、また7月とかになるのかな。

 

さて。

今回の高難易度は難しかったですね。

初クリア時は思考停止気味に邪ンヌ孔明マーリンだったんだけど、最終的には邪ンヌ以外、控えの鯖含めてやられてギリギリの勝利だったという。

ぐだぐだ明治維新もCCCイベントも、なんだかんだでそこまで追い込まれなかったから、ここ最近では(CCCの無弱体化ヘブンズホール等)一番難易度高かったんじゃないかな。

救済としてコンテ可能だったから、クリアした人は多いだろうけど。

 

最終的に安定してクリアできたのは、これ…いつも通り

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監獄塔の高難易度もそうだけど、複数のクラスを長期的に相手をするなら、オニキが一番火力が出るよね。

爆発力や、対バーサーカーなら邪ンヌなんだけど、クリティカルにも頼らずにガンガン火力出していけるオニキはやっぱり安定する。

前衛ひとりも落ちなかったからね。

 

特に低レア縛りとかやる時間はなかった。わりとやりたかったんだけどなー

 

 

【FGO】CCC特別イベント

こうやって、たまに140文字以上の文章を書いておかないと、ドンドンと書くことから離れてしまう気がするので、今回のFGOイベントの所感でも。

 

とりあえず、ストーリーに関してはよく言われるように「これ期間限定でいいのか」感バリバリでしたが、まぁ、菌糸類が期間限定でやりたかっただけなんだろう、という。

特別感、イレギュラー感を出したかったんだろうなぁ、と。

ビースト関連を解禁したから、それで一本書きたかったのではなかろうか。

まぁ、そんなことはさておき。

 

今回はかなりの高難易度のクエストだったね。

WANTEDサーヴァントは、変身ギミック込みで面白かった。

チャージ増加無敵貫通持ち全体宝具というテスラさんパネェ。

実際、テスラで苦戦した、って声はTwitter界隈でも聞いたし、他のセンチネルとは違って普通のクエスト消化するノリで行ったら返り討ちにあった、という感じだった。

 

各センチネルは、個人的に一番苦労したのはパッションリップ。

JKセイバーのラストの新選組さん登場とか「恥ずかしくないんですか」的なノリで戸惑ったけど、やはり有利相性でダメージ稼げるのは楽だったし、メルトリリスは単体宝具だからタゲ管理できてれば怖くもなかったし。

長期戦を無理やり短期決戦に持ち込んだ形でリップは倒したけど、センチネル系はメモリアルバトルしたかったなぁ。

 

キアラ戦は、弱体化ヘブンズホール、データ更新後のツウジール系込みのヘブンズホール、魔性菩薩は倒した。

無弱体化ヘブンズホールは、アステリオスの育成が間に合いそうだから、ワンチャンスあるかなーなんても思ってるけど、さすがにしんどそうなのであんまり攻略しようとは思ってない。

因みに魔性菩薩倒した時の画像

 

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30ターンくらいから、ルーチンがほぼ組めたので作業しながらやってたら2時間くらいやってた。

しかし、こうやってちゃんと勝てるように設計してあるのことには驚いた。

メインストーリー上でこれやると、一部ストーリー見れないらしいから、やらなくてよかった…とは思うけど。

これに関しては対策取ってくれるのかな。まさか魔性菩薩最初から倒す人が…とは思ってなさそうだったし。

 

イベントとしてはすごいよかったが、参加ユーザーの突破率が気になるなぁ。

普通に難しかったし、ミッション制が面倒でやめた人もいそうなんだよな……

艦これみたいに「何パーセント突破しました!」みたいなことを教えてくれたら、話題にもなり得そうなもんだが……

 

 

【感想】白翼のポラリス

普段はこういう読書感想文みたいのは書かないんだけど、

せっかくブログやってるし、たまにはこういうのを書いてみるのも、後々自分が読み直した時に面白いのではないか?

ということで、小学生だか中学生以来の読んだ本の感想を書こうかと。

特にストーリーとかの説明はしないので内容は実際に本を読んで。

 

kc.kodansha.co.jp

 

直近で読んだのは上記の『白翼のポラリス』。

確かTwitterかどこぞのネット記事読んでる時に広告だがで講談社ラノベ文庫の新人賞の発表で「なんかあるのかなー」っていうノリでサイトに跳んだのがきっかけだったかな。

ぱっ、と青い系統のやすも氏のイラストで「あ、好きそうだなあ」という感じでみたら発売日が1週間後くらいで「覚えてたら買おう」くらいのノリだった。

だいたい、表紙や挿絵の雰囲気で好きそうだなぁと思ってそのまま買うのは、イラストが全面に出るライトノベルの強みだよなぁとか思ったり。

こういうノリで買ったパターンは『二四〇九階の彼女』とか『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』とかだから、今回の『白翼のポラリス』もこれ系統の「どこかを目指している男女」で時間的に比較的のんびりとしてるけど、どこか切なくて清涼感ある雰囲気ものだろうとか、勝手に考えてた。

 

蓋をあけたら、その雰囲気は当たらずとも遠からず、という結果だったわけだけど。

海洋世界で、船の上にある国をつなげる飛行機乗りの話、という序章の部分で想像通りかと思ったら、

 

突然、スピットファイアが出てきてドッグファイトを始めた。

 

「あれ、まさかのライトミリオタ向けだったか」とか思いつつ、まぁスピットファイアくらいなら名前も知ってるし、別に知らなくても名機なレシプロ機だ、くらいの認識でよかったわけだけど。

ぶっちゃけ、ある程度争いに巻き込まれることはあるだろうと思っていたけど、わりと全編を通してドッグファイトが話の中心になるとは思わなかった。

元々、空戦とかドッグファイトは嫌いじゃないというか、どちらかといえば好きなので意外なところでツボにハマったわけだ。

 

さて、多少センテンスを分けて書いてこう。

 

・シエルくん

今作の主人公。一人称「僕」

だいたい自分が好きになる作品の主人公は一人称「僕」だよなぁとか思ったり思わなかったり。

地の文と言動からすると、肝は据わっているけどどこかひ弱そうなイメージを受けるのは、やっぱりイラストとかの影響なのかな。

町のチンピラに絡まれても動じないどころか、拳銃出されても微動だにしないあたり、「あれ、これって実は俺TUEEEEE系の主人公だったか」とか思わずにはいられないけど、別にものすごい優れてるわけでもなさそう。

実際、ドッグファイトを数回挑まれてたりするみたいだし、殴り合いよりもはるかに生死のかかった経験を積んでるだろうから、そこらへんの乖離は(改めて考えると)なかったか。

でも、やっぱり奔放な女の子に振り回される少年主人公は見ていて不快にならなくて済む。基本的には冷静だし。

この作品は基本的に文章が重くなく、サクサク読める作品だと思うけど、そこらへんはこのシエルくんのおかげだと思う。

 

・ステラ

ヒロインちゃん。

だいたい物語のガソリン(エンジンはシエルくん)。

こういう奔放な女の子が、シエルくんみたいなのを引っ張るとトントンと話が進んでいって、読んでるほうの手も止まらなくなってくるよね。

劇中でもシエルくんを自分の騎士とか言ってるのもあるけど、ちゃんと話の構成として後からお姫様と騎士の図になってるなぁ、とか。細かいところでお姫様らしさが出ていた。

1巻じゃ一般民衆とのかかわり合いがほとんどなかったけど、次巻もあるなら、彼女とシエルくんと、渡った先での国の人間とのやりとりとかが、わりと楽しみ。

 

読んでると分かるけど、実際にこの作品を読んでいて「空の色」的なものが読者に見えてくるのは、シエルくんがステラに会って以降であると思う。

それまでのシエルくんは、わりと父親の影を引きずったり、「飛ぶためにスワローやってる」(スワロー分が余計に思えている)状態だったりとーー後者に関してはそれもいいと思うけどーーと、「自由に飛んでるのに自由に飛んでいない」状態だったりして、意外と視野が狭い。

空を飛んでいるというよりも、コックピットに閉じ込められている感じ(ここらへんは、序盤にバイオコンパスやストリームマップの説明が入るせいでもあるけど)。

それがステラを乗せることで、明確に目的意識が生まれて、そこで改めて空の自由さ…みたいなものが見えてるような気がする。

正確には、スワローという職業の自由さ、か。

やっぱりステラとシエルくんが翼の上で食事をとるシーンは、羽根を伸ばして世界を見ている感じがする。

 

序盤に「なぜシエルは飛ぶのか?」という議題をきっちり投げているから、後半もそれに沿って回答が生まれてくるし、ボーイミーツガールと本編のテーマがきっちりハマっていて、とてもきれいにまとまってる。

それと、やはりどことなく「紅の豚」的な雰囲気も感じる。

 

「冒険飛行家の時代は終わっちまったんだ! 国家とか民族とかくだらないスポンサーを背負って飛ぶしかないんだよ…!」

 

というのは、くれぶたのフェラーリンのセリフ。

スワローが国家間の信用だとかギルドに加盟するとかで飛ぶのは、まさにスポンサーのために飛ぶこと。実際にそれをよしとする脇役も出てきて、それに共感できないシエルくんの描写もある。

「なんのために飛ぶか?」というは、くれぶたでも随所に見れるテーマだしね。

まぁ、このポラリスで一番くれぶたを感じたのは、終盤の親父さんとのドッグファイトのキーとなるマニューバが「捻り込み」だったことなんだけど(後、ポラリス飛行艇なのも含め)。

 

自分は、ドッグファイト要素も残しつつ、今後はステラも混ぜたドタバタな冒険譚的な物語が展開されるんじゃないかと期待してたりする。

 

 

最初から最後まで、とてもきれいにまとまっているライトノベル

尖ったところがない、というところでいえばあんまり話題性はないだろうけど、こういう作品(それこそ、最初にあげた『二四〇九階の彼女』みたいな作品)が好きな人は、好きなんじゃないだろうか。

 

…個人的な偏見だけど、ラノベ文庫の新人佳作あたりってそういう「普通」な作品が多いような気がする。